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フランス ブルゴーニュ-1


出発に遅れ

名古屋発のルフトハンザに乗りますが10時出発が50分の遅れが出たらしい。フランクフルトでの乗り継ぎが出来ない遅れです。とにかく予定通りに米原駅を6時の電車に乗って中部空港に向かいます。

ニースの空港にAlexが迎えに来てくれるのですが変更をこまめに連絡しなくては。

フランスを走るのが五回目になってフランスの事情にも長けてきたし、知り合いも増えてきたから以前のような緊張感が薄れています。

だからと言って油断は許されません。事故が起きる可能性は同じだし、老化していく体には同じ道を走ったとしても危険は増加します。とにかく安全に走ること。元気で帰ること。そして思いっきりフランスの風と香りと人情を楽しみます。

では! 



2019-08-31 長浜 = 名古屋 = FrankFurt = Nice = Juan-les-pins



遅れたフランクフルト便は気のせいか速度を上げています。ルートも北極寄りに最短を飛んでいる?



乗り継ぎでニースに向かう乗客を出口で集めて......時間を稼ぐために特別バスに乗せて特別の入国審査と手荷物検査を受けさせます。普段は一時間以上かかるのを十分で済ませました。

二便とも遅れて迎えのAlexとなかなか会えなかったのですが、なんとか二時間遅れで宿に送ってもらいました。良かった~。



南仏の気温は異常で高く、部屋は蒸し風呂の様子。でも七階の部屋から見る空と窓に映る屋上は綺麗。



こんな高いところに部屋ですが安宿だから狭い。

時差ぼけの翌朝は睡眠不足でふらふら。何とかスーパーで食材買って腹ペコをいたわります。



部品とフレームをトランクから出して組立。半日かかりました。



コートダジュールの海岸を試運転。浜は泳ぐ人でいっぱい。真夏のフランスの海岸です。

 

2019-09-02 Juan-les-pins



飛行機移動と寝不足で運動が少ないから朝一番にストレッチと室内の筋トレを終えて海へ歩いた。水がとってもきれいです。



老夫婦が浜辺に寄り添ってじっと海を見つめてらっしゃる。老いてもこんな素敵な空間で素敵な時を過ごせるって、いいですね。うらやましい。



やはりハーバーへ足は向きます。コートダジュールって世界の中でも最も船の多いところじゃないだろうか。それにどでかい。



兄貴分がいました。ベネトウのオセアニス45です。



午後からは自転車に跨って隣町のアンティーブまでサイクリング。こんな砂浜がいくつもいくつもあります。カンヌは石の浜だけどこの辺りは砂浜。どちらも十月でも泳いでいます。




2019-09-03 Grasse

自転車で旅を始めるまでに友人となったJean-LucとAlexの二人の自宅を訪問しました。一日の出来事として沢山有ったので二日に分けて書きます。今日はJean-Luc宅訪問のできごと。



地図の右下にあるアンティーブが私の宿で地図の左上、車で一時間のところにグラースという町があって其処にJean-Lucが住んでいます。



自宅にはミラノで学ぶ息子さんが住んでいた部屋が空いているので、その部屋に泊まりなさいよと勧めてくれるのですが案内されると十分な部屋でした。キッチンもしっかりしてるしバスタブもあるし。写真は居間での歓談です。



彼が五時から乗馬に行くのだけど、それまでの時間で近くの丘を自転車で登ろうということになった。きつい坂で歩き登りが半分。



道端にはイチジクが成っているし、ブラックベリーも沢山採りました。ブドウもリンゴも勝手に生えて成っています。結構な量を採ってAlex宅への手土産にすると言います。なかなか洒落ているじゃないですか。



自宅から車で五分の所に大きな乗馬クラブがあります。乗馬中は見るだけになるけど飽きないと思うから見ていてくださいって、連れてきてもらいました。馬廠から馬を自分で出します。



乗馬前に馬の手入れ。ブラシを丁寧にかけ蹄の土をかき落としているところ。鞍を着けてパドックへ。



一時間半の乗馬で彼は汗びっしょり。思っていたより激しい運動です。

以前から乗馬には強い関心があったのですが、火が付いた感じです。長浜の家の近所に乗馬クラブがあるのですが.......。




2019-09-03 Mougins

自転車で旅を始めるまでに友人となったJean-LucとAlexの二人の自宅を訪問しました。今日はAlex宅訪問のできごと。



地図の右下にあるアンティーブが私の宿で地図の左上、グラースとの中間にムージャンという町。其処にAlexが住んでいます。

彼はベンツなどの高級車に乗っているし、別荘も持っているくらいだからムージャンの自宅も立派な家だろうなと想像していましたが、実際にすごい家でした。

庭には大きなプールがあって、周りは木立がたくさん植えてあります。庭の一角で四人で夕食をいただいたのですが、数十人のパーティーを開ける広さの庭。屋内も案内してもらいましたが迷子になるくらい。



その庭で再開の喜びを味わう四人です。右端がJean-Lucで真ん中がAlexご夫婦。



軽い夕食って聞いていたけど、しっかりとした料理でとっても美味かった。



ジャグジーに入りなさいよって勧めてくれますが夜が更けてきて早朝の出発が気になりだして断りました。



お土産に持って行った日本の手拭い。鉢巻きにして奥さんは上機嫌。



Alexもほっかぶりして遊び心満点です。

結局、宿に戻ったのが夜中の11時。明朝の出発の準備もあって寝不足が続きますが、とっても楽しい時間が満載です。




2019-09-04.05 Juan-les-pins = Dijon = Migennes - Auxerre



赤丸のJuan-les-pinsから中央緑のボルドー地方へ鉄道で移動します。



初めて乗るTGV。二階席ですが普通列車と広さは変わりません。サービスも変わらないし値段だけ高いのは面白くない。自転車は袋に入れないと乗せられません。昨夜は遅かったのに袋詰めをやりました。



何回も自転車で走ったコートダジュールの海岸。何時も綺麗だなあ。



左上から右下に向かって半月かけて走りますが、右下のゴールになる町のDijonで一泊し、翌朝に出発地へ普通列車で移動します。



普通列車TERは自転車をそのまま乗せられる。これはほんとに有難いです。袋などが要らないし多少でも分解組立が要りますから。それに自転車と荷物をかついで歩くって、ほんとに苦しい。



スタートです。が、いきなり予定外の砂利道。運河沿いに十キロほどこんな道。あ~あ、先が思いやられるぞ。今日は30㎞の平坦路だけど砂利道とはね。 




2019-09-07 Auxerre - LʼIsle-sur-Serein



今日は距離が70㎞を超える長い目。



宿の窓から見る外は晴れ間さえ見えている。予報は午後から雨で実際に辛くなるほど振られました。



この辺りも運河があってフランスの方々は運河で舟遊びを楽しまれます。見えませんが船の前で魚を釣っておられる。



ほんと、気持ちの良い曲がり方をする道。こんな綺麗な所をずっと走り続けます。



ブルゴーニュだからブドウ畑ばっかりと思っていましたが他の作物の畑も多い。その陰影が絵のようです。



小高い丘の上の公園から見下ろす畑が見渡す限りブドウ畑。此処で作られるワインが世界中で飲まれる。私は飲みませんが。



この村は水辺の村で落ち着いた家が沢山あります。ここでサンドイッチの昼食を食べ始めると雨が来ました。

止むだろうとあまい考えで完全な雨装備をせずに走るとジャジャ振りになった。濡れながら30㎞を宿まで走りましたが、写真を写す余裕がありませんでした。 




2019-09-08 LʼIsle-sur-Serein - Avallon

泊まった宿に到着した時、ずぶ濡れの私に「こんにちわ」って日本語で出迎え。奥さんが日本人でご主人がフランス人のご夫婦が営む宿でした。



宿が営むレストランだし、メニューが分からなくても日本語で奥さんが説明してくれるし、久しぶりに夕食を自炊せずに食べた。

ブルゴーニュを走っていると白い牛が放牧されているのをよく見かけます。奥さんがその牛は日本人好みですよと言ってくれるのでステーキをミディアムで食べた。抜群です。和牛と言われても分からないくらい。脂身もなくて肉汁がじゅわっと出てきます。これで12ユーロだから千五百円くらいかな、安いです。

奥さんと日本語でフランスの事をペラペラ喋っていると、なんだかフランスが自分の田舎のような気がしてきた。

朝食は別部屋で食べたけど、英国から単車二台で来ているご夫婦とおしゃべりをした。今日は五百キロ走って英国に戻るらしい。元気ですねえ。



朝のお別れにご主人と三人で記念撮影もいいでしょ。



今日は距離が15㎞と超短い。でも雨予報。



走り始めて直ぐに雨。雨だと景色も写真に撮れないので小振りのうちに一枚。これっきりでした。



本降りになったから、やけくそで一枚。ちょっと寒い。



チェックインを早くにしてくれた親切な宿の女主人。昼過ぎに入れてくれた時にはずぶ濡れでした。入った部屋は又もや三階の屋根裏です。文句言えない安い宿だからな。雨に濡れた衣服を所狭しと吊ります。



2019-09-09 Avallon - Vezelay



今日も距離は短いから宿でゆっくりしてから出発しようと思っていたけど、外はいい天気だし屋根裏部屋は狭いし、九時に出た。





気持ちいいです。こんな空の下を走れるんだから宿に長居しなくてよかった。



Vezelayは山の上にある村で何故か世界遺産。



ブラブラと歩いて登ると教会の向こうが公園で展望場。ここでゆっくりした。陽にあたるとポカポカして気持ちが良い。



五分に一回くらい展望に人が来る。フランス人をじっくり観察した。フランス人って落ち着きがあるって感じた。



こんなゆったりした処で二時間もぽーーっとできるって幸せだね。って、これこそが旅だと思ったよ。



ゆったりと流れる時を感じ、陽の温かさを感じ、頬を撫でる風に親しみを受けて、フランスを味わっています。




2019-09-10 Vezelay - Corbigny



Vezelayの山裾に泊まったんだけど小さな村ですが教会は立派です。



距離は30kmだしアップダウンも程々だからお昼には到着かな。



今日も空が大きい。そして野は広い。車も通らないし畑には人もいない。見渡す限りのこの広い所に私たった一人なんです。ブルゴーニュを一人で借り切りです。



道端にブラックベリーを見つけた。注意してないと色が黒いから見逃します。コップ一杯摘んで宿で食べた。甘いですよ。



道も借り切り。小さな上り下りを繰り返すと、次はどんな景色だろうって期待するけど外れはなし。



町の橋の袂でサンドイッチの昼食。ベンチの横の屋根付きの入れ物は古本が入っています。食事の間に三人の方が扉を開けて本を持ち帰りました。

読んだら返すのでしょう。要らない本を入れるのでしょう。小さな住民図書館かな。こんな事を決めごとでなく守っておられるのを見て、フランス人の公共に向かう気持ちを察することができます。素敵じゃないですか。



宿の前ではマルシェが開かれていました。1時で終わりだったからちょっとしか見れなかったけど、惜しいことをした。




2019-09-11 Corbigny - Chateau-Chinon



モルヴァンというナショナルパークに入ります。森林地帯です。



と言ってもCorbignyの町を離れるときはやはり広い広い空と畑です。



原始林のような森でなく広葉樹の明るい森の中を走るのですが、車はまったく来ません。



森から綺麗な川が現れた。浅いけど流れは速く水はとても綺麗。釣り人が川に入っていきました。



ナショナルパークはとても広い。だからパークの中に村がいくつもあります。この村の名前はMontChanson。シャンソン山って可愛い名前ですね。



ちょっと大きめの村で休憩したら住民図書館がまたありました。



パークの中は標高が五百米ほどで寒いのでしょうか。薪を積んでいる量が平地の民家より多いです。

日本では九月なのに三十五度とか聞きますが、こちらは半袖では寒いので上下の合羽を防寒に着て走っています。




2019-09-12 Chateau-Chinon

今日は自転車休息日。二連泊は朝食も夕食もついて一泊55ユーロと安い宿です。



これが朝食で足らないとしたら果物かな。お椀に入っているのは珈琲です。これに牛乳を足してお砂糖は好みで入れます。昨年にAlexの別荘で朝食を食べた時もご夫婦で同じようにお椀の珈琲を飲んでおられました。これだけで満腹。



宿の主人です。料理も全部この方がやる。全く英語が話せなくて二人は手話とスマホの翻訳に頼りますが、何とか意思は通じるものです。気心も分かってきてこの写真をメールで送ってくれと頼まれました。



写真は主人のメルアド。読めますか? フランスだけでなく海外に出て手書きの文字の難読には悩まされます。

休息日といっても用事は溜まっています。洗濯は四日も貯めると大仕事。自転車の調子も良くないので整備。



荷物の整理など用事を済ませて町をぶらぶら。この町の教会は有名なようです。

旅の道具を何回かに分けて紹介します。自転車旅でなくても私が旅をするなら持って歩く物です。



湯沸かしポット。200ボルトだから日本では買えません。イタリアで買ったのが二千円ほどでした。

電源と水道があればどこででも珈琲が飲めます。他に番茶を沸かす。番茶は茶かすが出るので左の缶に入れて沸かします。缶は茹で卵にも使えるしジャガイモを茹でたこともあります。荷物になりそうですが割れては困るものを中に入れれば役に立つ。この湯沸かし器ひとつで旅がガラッと変わるのですよ。 




この続き「フランス ブルゴーニュ-2」は



 

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