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フランス 南仏-3-5





  この旅の道情報。画面内容が変わります。

この旅の旅心 ★★★★★★★7/10




2018-10-13 Mrs Marta’s birthday Party (1)



アビニヨンでJean-Lucの車に乗せてもらって小一時間の田園地帯にあるシャトーに入った。

Jean-Lucの友人Alexは母親Martaの80才の誕生祝いに友人のこのシャトーでパーティーを催すと早くから決めていた。



午後になってパーティー参加者が集まってきた。なんと70名も来られるという。「なぜ?」って一番目に感じました。

Alexと私は昨年にお会いして何度かメールの行き来がある。今回の旅でアビニヨンの近くを走ると知った彼が私をパーティーに誘ってくれたのです。



シャトーの中には教会もあって、そこで演奏や歌でお祝いの気持ちを表す催しから始まった。若い孫夫婦のデュオ演奏です。



打楽器と弦楽器を使って民謡のような歌。この方はプロだと思います。



四人での演奏と歌。ピアノ、ギター、ハーモニカ。みんな演奏が上手くてプロですかって聞きましたが、そうではないと言われる。



とても80才には見えない若いMarta。息子のAlex。二人が一同への挨拶です。

母の誕生祝いにシャトーを使ってまでというのが「なぜ?」って感じた二番目でした。



ほんとに綺麗な曲が続きます。



いよいよ私の出番。ハーモニカでLet it beを演奏しました。自分で言うのもなんですが、堂々と上手く演奏できました。



思いっきり大きな拍手と声援が帰ってきて、なかなか拍手が止まなかった。とても嬉しかったです。



Martaが壇上に上がってきて、フランス特有のあの抱擁の挨拶で気持ちをいただきました。実はこのとき私は震えていました。



演奏会のあと、広い庭とシャトーの中を使っての立食パーティー。すごく華やかで皆さんの笑顔がとても素直なことに気がつきました。

フランス語の通じない私に、積極的に英語で話しかけてくれます。自転車で旅行していることや高い山にも登っていることに強い関心を持たれますし、ハーモニカと日本がイメージでひっつかない事も話題です。

最後に花火で締め括られたときに、誰からともなく日本の誕生祝いの歌を聞かせてくれと言われました。

思い付きませんでしたが、乾杯の歌を歌い始めました。途中で歌詞を忘れて歌が止まります。七十名の方々が一瞬シーンと静かになって、そのあと全員の笑い声が庭に響きました。

笑い声がいつのまにか私への握手に変わっていた。ほんとにほんとに楽しい一日を過ごさせていただきました。 






2018-10-14 Mrs Marta’s birthday Party (2)



シャトーでのパーティーは夜の十時頃まで続いた。私は遠方から来た人と共にAlexの別荘に泊めてもらいました。別荘はシャトーから車で小一時間の葡萄畑の中にあります。

その夜は遅かったから寝るだけでした。朝起きて驚いたのは沢山の方が泊まっていたのです。



Martaが皆からのプレゼントを開けていきます。お祝いの手紙を読みながら、皆がMartaを囲んで共に喜んでいます。

私と親しくしてくれた方々との写真が続きますが、文章は出来事の感動を綴ります。



Alexは母親の80才を、ほんとうに感謝の気持ちを込めて催したのが、だんだんと強く分かってきました。



母にたいするAlexの愛情は、ほんとうに素直な気持ちを表しています。彼が今できることの全てを実現しているのです。



自分の知人や友人、母親を交えながら喜びの気持ちを皆と響かせあっています。それがとても素直な笑顔になって人々は見つめ会うのです。



私は、こんな人々の喜びかたを見たことがありません。こんな素直な笑顔で見つめ会う人々を見たことがありません。



なんて素晴らしいことなんだと涙さえ浮かんできました。



あとで気がついたのですが、私の写真の表情は回りの方々の素直な笑顔に染まって素直な笑顔に変わっています。



この日も近くのレストランを借りきって昼食パーティーでした。近くに住む方も戻ってきて四十人ほどの会食です。



Martaは一人一人に自分の嬉しい気持ちを語っています。皆さんも昨夜と同じように気持ちを響かせあっています。



この日の夜も私は別荘で寝ました。泊まる人は十五人くらいに減りましたが、Martaは皆と熱心に語り合っていました。



夜が明けて朝食を共にしたあと私は旅の続きに戻ることにしました。

自転車の回りを泊まった方々が囲み、別れを惜しんで抱擁の挨拶を熱く熱く交わしました。

私を囲んで見送る人々に、日本語のなかで「Sa-yo-na-ra」という言葉が好きなことを伝え、皆で合唱して覚えてもらったのです。

手を降りながら「Sa-yo-na-ra」「Sa-yo-na-ra」と見えなくなるまで声が聞こえて、、、。

私は一人になっても涙が止まりませんでした。 






2018-10-16〜17 Sablet - Orange



パーティーに合わせると、全コースの真ん中を最後に走ることにした。



走ったのはアビニヨンの北。三回に分けて走ります。



みんなと別れた日は雨が振りだして写真なし。宿での料理です。

日本にはないキノコが美味しそうだったのでレンズ豆の煮込みに使ってみました。



Jean-lucにスープのレシピを聞いて日本で作ったことがあるので、そのまんまだけど、二三食分作って持ち歩くのにスープでは扱いにくい。



盛り付けられるくらいまで煮詰めました。

塩だけの味付けなのに、たいへん美味です。

こういうフランスの食材や果物を食べて美味しいと、歓び倍増です。



小さな村が山裾にあるので登ります。山の峰がノコギリみたい。



手作りの陶器屋さん。可愛いボウルが気に入ったので買いました。もう終わりに近いから重くてもいいのです。



平野を走ってますが延々と葡萄畑。フランスってしっかり農業国だね。






2018-10-19 Orange - Avignon





前日のOrangeの朝市。けっこう大きな市でトリフも売っていた。オリーブオイルを買おうとしたが高すぎるのでやめた。



今日がこの旅の最後の自転車走行です。



地平線までつづく葡萄畑の中を走ります。



シャトーという名の村が広大な葡萄農園の中に現れた。旅行者が立ち寄って食事を楽しんでいました。



村で見かけた面白い人形。フランスにはこういうお洒落な作り物を沢山見かけます。



アビニヨンに近くなって車が多くなると予想してたのが外れ。最高のサイクリング道です。



アビニヨンに到着です。9月に走り始めて一月半の長旅。事故も怪我もなく走り終えて、本当によかった!

お疲れ様でした。 






2018-10-20 Avignon



昨年もアビニヨンの散策はしているが違う道を選んで見て回った。大聖堂はやはり迫力です。

アビニヨンの街は大きくて人通りもたいへん多い。なのに先日のパーティーで一緒だった方に偶然に会った。

歩道を歩いていると、すれ違った女性が後ろから「Kenzo-」って大きな声で呼び止める。まさかと思いつつ振り返ると、、。



偶然にしても、なんでやねん!



今からこの方の家に遊びに来いと誘われたけど、次に来たときにって、名前と住所を手帳に書いてもらった。

大聖堂の上に綺麗な庭園があることを教えてもらって行った。

庭園からはローヌ川の向こうに昨日まで走った地が見えた。ひとしおです。



ベンチに座ってローヌ川の風に吹かれていると、眠くなってきた。

もう気の張ることは何もない。柔らかな日差しと爽やかな風に吹かれていればいいんだから。






2018-10-23 Cannes



距離1000km。きつい登りも雨の中も黙って頑張ってくれたコルナゴ君。ご苦労様でした。

自転車の分解と清掃は丁寧にやる。悪くなった処がないか、しっかり見てやります。



港へぶらっと行ってみた。クラッシックなヨットが出ていくところ。ピカピカに磨きあげてあります。

帰ったら乗ってやりなさいよ。



浜風を頬に受けて只々風を感じていると、自分の体も心もフランスに馴染んだとつくづく思います。

このままフランスに住んでも、何のひっかかりもなく居そうです。






2018-10-24 Cannes

街へ出て土産の買い物は自転車がないから徒歩。リュック背負って宿と街を二往復。十キロくらい歩いたよ。



土産もバッグに入れて重量制限ギリギリ。写真の四つ合計が60kg。

空港までバスだけど、バス停まで運べるかなぁ。

長い間、旅日記を読んでいただいて有り難う御座いました。二日ほど更新できませんが、悪しからず。

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