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面白話 ヨネやん ★★★★★★★7/10点 2007-03-10

私が二十歳で会社に勤めていたとき。同じフロアーで50人ほどが事務の仕事をしていた。その中にヨネやんという五十過ぎのおっさんが いて、酒と麻雀が好きで仕事はろくにできないが、宴会などでは世話役を買って出るタイプ。口は悪いが何かにつけて笑いの種を見つけて は皆を楽しませるおっさん。

毎日のトイレ。あのころの私のうんこは和式トイレの地面より上まで盛る量。時には流すときにうんこの後ろ に水が溢れんばかりに貯まって、ドソドソドソって前に落ち込んだはよいが、今度は前が大量に埋まったもんだから便器から水が溢れそう になって、あわやというところでズッボーと流れて、ほっとする事しばしば。

ある日、断水の放送を聞き漏らしてトイレへ。いつもの山盛 りうんこを終えて、レバーを足で踏むが水が出ない。何度踏んでも出ない.......出ない。

そっとトイレから出て、黙って席へ戻って知らぬ 顔で仕事.....仕事。

10分ほどして、ヨネやんがフロアーじゅう聞こえる大声で
「誰じゃぁ、断水じゃっちゅうに糞した奴は」「しかも大山盛りの糞だぞぉ」「貴子さん見てきてみぃ」.....。

ひやひやしながらばれるまいと、書面を見ておとなしくする私。そこえヨネやんがツカツカと近づいてきた。 「かとけん、おまえやろ、あの糞は」「あんな大量の糞はお前しか出さんわ」「どうじゃ、白状しろっ」。.......

「すんません、水が出なかったんです」.......フロアーの50人ほどが腹を抱えて笑いまくる。べそをかく私目にヨネやんのたたみかける 声。

「工場の井戸でバケツに水汲んで流せっ」「早よ行けっ」

バケツで流そうとするが一杯では到底無理。何度工場を往復したか覚えてないが、途中からヨネやんが 「まだ流れんのか、三回目やどっ」 と大声で言うもんだから、日高姉さんも高田姉さんも、お姉様方皆くすくすと笑っておられます。

二十歳の臭い思い出。。。。で。。。し。。。た。
  

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