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植村直己



雪に埋もれたハウスの再建は雪がなくならないとできません。屋内で出来る工作を細々としているけど植村直己の北極圏一万二千キロの本を読んでます。

一言でこの旅を表現するとしたら生死のぎりぎりの旅。気温マイナス五十度とか地吹雪でテントから出られないとか、自分の食糧も犬の食糧もなくなるとか、ソリと犬が海水に落ちるとか。「それ以上危険を冒すな」と何度も思います。



数少ないエスキモーの集落や米軍の基地ををつないでいますが、ほとんど無人の世界。一万二千キロと言っても氷の上のその距離は私たちの生活上の距離とは比べ物にならない長さです。

この旅は完結すると分かっているから極度の危険に遭っても最後は安心しているのだけど、この調子で危険を冒していくと何時かは死ぬぞって思います。それが現実になるのですが。

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