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実りの秋



桐生の山の栗が実をつけなくなって、あれほど堪能していた栗も二三年食べていない。今年は長浜の工場の隣に成る実をいただいた。というより誰の木かわからないまま拾っているうちに雨で収穫が遅れてるんじゃないかと思った。

空き家二三軒の真ん中にある木で誰が持ち主かわからないけど黙っていただくのは良くないと思い、らしきお宅へ届けに行った。やっぱりそのお宅の木でしたから、お届けしますと渡そうとするけど奥さんは持って帰りなさいと言う。

盗賊の末裔なれどコソドロはいかぬという家訓があって、いただくとコソドロになるから持ち帰れないと言うが、栗を挟んでつっぱりあい。結局持ち帰りました。



お礼をかねて栗を挟み込んだバウンドケーキを焼きました。五人家族が満腹の大きさです。形を変えてお返しし、コソドロを免れて両者納得の拾い物でした。

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