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駆除

夜明けに工場二階の窓にへばりついて猿が現れるのを待つこと三日目。

午前七時半に今日も駄目かなと思っていると二頭の大型猿がノシノシと現れた。道路を横切って集落に入っていった。

集落の畑を荒らした後に戻ってくると確信し、猟師さんに電話して来てもらった。

三十分後に二頭は戻ってきて私の畑を荒らしにかかった。猟師さんは狙いすまして一発撃ったが樹上に逃げようとしたところをもう一発。一頭が木から落ちた。もう一頭は地上を走って逃げた。

念仏を唱えて弔いをした。次に生まれるときは山中で平和に暮らせと言った。

猟師さんが市役所へ連れて行って今回の駆除作戦は終わりました。残党が三四十頭もいるので被害はまだまだ続くと思います。個体数を減らすしか手立てはありません。

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