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2018-09-23 Nimes

大休息日の初日。朝湯にゆっくり浸かって、その湯で大洗濯。荷を全部出して空干し。部屋でごろごろしたあと市場へ行って食材買って。



にんにくをスライス。



タマネギ一個、ハム、オリーブオイル、バター。



きつね色まで炒めて。



牛乳で煮てまろやかに。



サラダのトッピングは長浜で作った落花生。

大満足の自前飯。ほんまに美味い。料理作るの好きやから休息の邪魔にはなりません。明日はお米を買って炊くか。

2018-09-22 Sault - Carpentras = Nimes



前半10区間の最後。山を下って電車に乗って後半の出発点へ移動する。



Saultの村を離れて直ぐの道。なんとも言いがたい雰囲気。朝日の木漏れ陽と冷たい風の中を、ゆったりと下る。



グランドキャニオンほどの凄さはないけれど深い渓谷がずっと続く。



二日前に極めた頂上が何度も見える。見るたびに「よくやった」って自分を誉める。



自信顔でも自慢顔じゃないよな。
えっ、自慢しとるってか。



崖を削って作った切り立った道。時々こんなトンネルを潜る。自転車が向こうから沢山登ってくる訳は傾斜も景観も素晴らしいからでしょう。



後半はラングードックという地方を走る。際立った高い山はないけれど、とにかく昇降が激しい。



電車で百キロ先のNimesへ移動です。NImesで三泊の大休息をとって後半に備えます。



フランスもイタリアも自転車の市民権は素晴らしく、自転車用の積み込みスペースが作ってあって無料。この仕組みって自転車旅が柔軟になります。

2018-09-21 Sault



Saultは小さな村です。でも小粋と言いたくなる村。



崖の上にある村で、広場からは下に景色がある。此処からは見えないけど昨日の高い山は連なる山の向こう。



飾りじゃなくって、こうして売っている。思わず手にとってみたくなる。



こんな民家もあるんだ。丸い部屋ってどんなんだ。



二階の窓に手作りのベランダ。吊るした巣箱から野鳥が出たり入ったり。細かく写っていませんが、実に楽しんでおられます。



私の大好きな骨董屋さん。入ると長くなるので今日みたいに休息日でないと入れないのです。


Mont-Ventouxに登ります。

麓のSaultに三連泊するのは、登頂に天候と体調が良い日を今日明日で選べるようにしたからで、今日を選びました。



早朝の農村はすごく穏やかな空気。少し肌寒いけど、登りだから半袖。



ルベロンの田舎道は軽い登り。サイクリストが何人も追い越していく。



この山は風が強くてよく閉鎖されるけど。今日は開通とある。追い越す人の数を最後まで数えることにしました。この時点で既に15人。



標高1400mまでは蛇行しなくても登れる傾斜だけど、頂上までの500mが8%の強い傾斜の連続で、最後はもっときつい。



そのきつい傾斜に入りました。草木がないので頂上が見えましたが遠いんです。



登りのコツは無理しないこと。休むのです。



ツール・ド・フランスのレース中に傾斜のきつさでTom Simpsonが亡くなった。その慰霊碑です。このMont-Ventouxはサイクリストに魔の山と恐れられています。



何回も何回も道端で休憩します。息を整えないと心臓が破れそうです。あんまりしんどそうに写っていませんが。



頂上を極めました。沢山のサイクリストが互いを称えて歓声をあげています。隣の老人が撮ってくれました。

山頂まで私を追い越したサイクリストが68人です。私より老人の方にも追い越されています。

私は何人のサイクリストを追い越したでしょう。宿題にするのもたいそうだから答えます。

誰一人追い越せませんでした。はいっ!

2018-09-19 Apt - Sault



前半もかなり進みました。前半のハイライトは標高1900mのMont-Ventouxに登頂すること。今日はその麓にある村まで登って明日登頂します。

先日のグランドキャニオンで標高1200mを越えているのですがMont-Ventouxはツール・ド・フランスでも最難関コースに指定されていますから、フランスの方も私が登ることに強い関心をお持ちです。



今日の泊地Saultまでの標高図です。標高800mまで一直線に登り。



今日の傾斜は緩くて蛇行をしなくても登っていけます。



単調な景観が続いているところに、急にお城が現れる。村も畑も何もない地にお城。何のための城なのよ。



長い長い登りが終わって視界がパッと開けると見えました、Mont-Ventouxです。



荒れますが写真を拡大しました。頂上の姿を見てください。この辺り何処からでもこの山が見えます。

峯と頂上を見ていると「登れるかなあ」って不安になってきました。



今日の宿のある村です。村に入るだけで崖をよじ登ります。

2018-09-18 APT



今日は走行休息日だから一番に洗濯。どこも外に干す場所はありません。持ってきた干し紐を通路に上手く張って干す。

ちょっといい宿だと暖房機を兼ねた乾燥機があるんだけどね。 



このAPTという町は昨年も三泊してるから散策も行きたいところに直ぐ行ける。石畳がきれい。 



土曜のマルシェは今年は日が合いませんでした。マルシェの日だとこの辺りも人、人、人。だけど今日は静か。



木陰に腰をかけて一息ついて。パチッ。あんまり元気そうな顔じゃないぞ。



レストランは敬遠するけどこんなふうに立て看板があるとスマホで翻訳する。チキンの串焼きとサラダとパイって読んだ。

女将さんに立て看板を指差して注文すると素直に返事がない。お客さんが英語で通訳してくれてチキンが売り切れたんだって。 



サラダはタマネギとニンジンを合わせ、ジャガイモは茹でて、牛肉は醤油焼き。キッチンがあるとこれくらいは朝飯前。

2018-09-17 Manosque - Apt



ルベロン自然公園は昨年に走ったところ。昨年は雑誌やネットで取り上げられる村を訪ね回ったが、観光化していて取り上げられるほどフランスらしい村だとは納得しなかった。



私はこんな朝日の差し込む村の風景がとても気に入った。日差しに当たると心地よい暖かさ。木陰に入ると爽やかな涼しさ。

日差しも木陰もどちらも気持ちが良いなんて、そんなルベロンの田舎が大好き。



この道の分岐を例にとれば、ルベロン自転車道が整備されていて、車の少ない農道を選び、村をできるだけ通るようにコースが組んである。総延長300km近いコースです。



分岐するところにこの案内板が必ずあります。上の分岐点にも小さく写っています。これがあるだけでとても安心して走れるのです。



ルベロン自転車道の傍にある民家。庭には放し飼いの鶏が走り回っています。



そんな民家の壁に差し込む日差し。葉が影を織り成してプロバンスの日差しの柔らかさを物語っています。


グランドキャニオンのあるベルドン自然公園から昨年も走ったルベロン自然公園に入っていきます。四日間連続の走行は極力避けるけど、もう一回後半にある。



今日の泊地 Manosque の標高は低いので概ね下りのはずだけど、実際には昇降を繰り返すのと距離がちょっと長めできつい一日。

体って面白いもので鍛え込んでいくと、力が湧くように出てきます。



腹痛もどっかへ飛んで朝からしっかりと食べた。快腸ってシアワセ。表情にも現れますね。



Riez という小さな町に入ると、朝市だ!

小一時間屋台を廻った。鶏の丸焼きに長い行列。美味そうだし一旦は並んだけど食べきれるか考えて諦めた。



見渡す果てまでラベンダー畑。花が咲くともっと綺麗だろうね。



二連泊のManosqueの宿に入って見る夕焼け。この色って南フランスを感じませんか。




今日は5区間目。グランドキャニオンのど真ん中の宿から、グランドキャニオンの後半を走る。



この自転車で日本中を走り、世界のあちこちを走ったが、このグランドキャニオンも共に走れて忘れられないひとつになった。
重い荷をもろともせず標高1200mまで私を乗せて登ってくれる。最高の恩人。



昨日より下流に進んでいるので、渓谷の幅が広がって対岸の崖が遠くになっていく。広がっても谷底は深くなって百メートルどころじゃありません。



あまりにも青い空。空に負けない素敵な笑顔じゃないのは、腹痛で朝食ぬきだからって言っておきましょう。



渓谷がおわると綺麗な湖。城が湖を見下ろす所に建っている。まるでおとぎ話の世界じゃないの。



城のある村に降りると、なんとも素敵な建物が。これ、ホテルなんです。自分の泊まる宿ではありませんが。


昨日に続いて高原の道を走る。遠くの岩山が険しい表情に変わってきたが、ここまでは道も景色も穏やか。



岩山の表情が険しく変わって。
その岩山に吸い込まれるように降りると。



ものすごく深い地球の割れ目。



割れ目の谷底を綺麗な谷川が流れている。百メートルはあるだろうな。



フランスにもグランドキャニオンがあるって、ほんとやわ。



谷底を背景に自撮りの一枚をパチッ!



写真の左上に屋根が小さく写っていますが、ここが今日の宿。よくもまあ崖っぷちに建てたもんだ。

チェックインしてげっそり。またもやネットにつながらない。ネットありの看板を便りに予約して、満足にネットに入れないなんて人騙しじゃないの、もおっ。

おまけに激しい腹痛と下痢が始まった。夜中じゅう寝られなかった。食べたものみんな空っぽ。

昨年も入仏七日目に腹痛と下痢。今回は水をミネラルに変えて注意していたのにダメ。

一週間くらい耐えれば治ると思います。つらいけど。




今日は一気に935mまで登って、アップダウンを繰り返す高原のような所を走る。



どんどん山に入っていく走行三日目です。



出発のバルジュモンという村は落ち着きがあって自分の好みにぴったりの村。機会があればもう一度泊まりたい。



村を眼下に見るところまで登った。朝から汗がタラタラ落ちる。



休憩を多目にとって老体をいたわる。以外と元気そうな顔してるじゃないの。



登りきると草原の細道。正面には岩山が連なる。車は一台も通らない。まるで天国を借りきって走っている気持ちです。



宿に荷を入れたのが午後二時。食品を売る店は昼時の休みで手に入らない。昼も食べてないから宿のレストランで定食を注文。

フランスで何が困るといえばレストランの注文。メニューは分からないしスマホで翻訳しても出てこない。本日の定食みたいに黒板に書いてあるのを注文するのが限界です。ポテトとトマトのボリュームあるソース。けっこう美味かった。



デザートも適当に選んだけど大当たり。クリームの飴焼きのようです。コーヒーがついて15.5ユーロ。3年前に泊まったときに夕食を食べて美味しかったのを覚えていたから素直に注文したんだよな。

明日は山の中の一軒宿で宿以外に何もないところ。この村で食品を買い込んで運び挙げます。

2018-09-10~11 Tourrettes - Bargemon





走行二日目。今日も山を上ります。



急斜面に這いつくばるように村がある。イタリアもフランスも同じだね。



この村から宿まで一息だけど朝からコーヒーを飲んでないから休憩。コーヒー美味い。



宿に到着が午後二時。前の広場で家主を待ちます。家主が住んでいない宿も多いのです。



広くはないけれどむちゃくちゃ綺麗で使いやすいように作ってある。冷蔵庫にはワインもビールもジュースも何でも無料だって。早速スーパーで二泊分の食料買い出し。



青い空に消し忘れの外灯が光ってる。ケチケチしないんだ。



村にはあちこちに水場がある。昔は生活水だったのでしょう。

この村は二年前に通過している。その時にコーヒーをこの水辺の店で飲んだのですが、落ち着きのある村で泊まってゆっくりしたいと思ったのです。実現して今日は二泊。



泊まってみて、ほんとに落ち着きのある村です。気持ちがゆったりすると見えなかった美しさも見える。あくせくする日常では見逃す美しさなのに。



住む人々が感じる美しさ。それは時の流れがゆったりと流れるから。

2018-09-08~09 Cannes - Tourrettes

パーティーの翌日は自転車の調子出しと駅へ行ってネットに入りメールチェックで潰れた。かみさんからの写真で長浜の台風被害がものすごいです。あの地域全体の被害がひどいらしい。

さて、9日から走行開始。



コースは三つに別れて、その一番目のブロック。



出発はカンヌの浜辺。人々は寛ぎに浜に来ています。綺麗な海と朝日。

この旅の走行で海を見るのはこれが最後。



カンヌの海を離れて山に向かう。距離は五十キロほどだけど体が走行に慣れてないし、登りで堪えます。

おまけに腰の調子が悪くて自転車を漕ぐのに今は支障がないけれど、もっと痛みがひどくなったら漕げなくなるかも。心配を抱えながらも宿に着いた。



宿はまるで大理石の宮殿のよう。大きな別荘をもて余して宿にされているのだろうか。この宮殿に私だけが客。湯船に浸かって腰を慰めます。

2018-09-07 Cannes

夕方までかけて自転車の組立と軽く試運転。変速がおかしいが明日に持ち越し。

夕刻からJean-lucの家で行われるパーティーへAlexご夫婦の車が迎えに来てくれて、乗せてもらって行った。



女性二人と男性六人は私を除いてみなフランス人。会話はフランス語だからちんぷんかんぷん。でも今なにを話しているのか英語で言ってくれるから少しはついていける。



呼ばれた参加者はそれぞれが手作りの料理を一品持ってきます。男性三人の職業がシェフ。ほんと、最高の料理がいっぱい。



私がいるから日本の話題もよく出た。「日本では家のなかで靴を履かないのでしょ」って聞かれたから「そうですよ、玄関で靴を脱いで、家のなかは裸足です」って答えます。

フランスの方は靴で家のなかに入ると思うでしょうが、裸足で居る人も多いです。靴下も履かない素足でタイルの上を歩いています。パーティで Jean-Luc も裸足でした。



和菓子の饅頭と羊羮を持っていって、輪島塗の盛器もプレゼントに持っていったのですが、皆さん美味しいって喜んでくれた。

最後に私がスマホのカラオケをバックにハーモニカで Let it be を演奏した。これが意外だったからか、上手だったからか分かりませんがバカウケで、大きな拍手と賛美のお言葉を沢山いただいた。

送ってもらって宿に戻ったのが零時を過ぎていた。あっという間に感じたとても楽しい時を過ごせました。


東京、ミュンヘン経由でニースに到着は夜遅かった。最終バスもない時間にJean-Lucが迎えに来てくれて、宿まで送ってくれた。ありがとう。

ここで大問題が。宿のネットが使えない。機器をセットしなおしても繋がらない。女主人は翌朝も治す気がなく誰も呼ぼうとしない。

結局、二昼夜ネットなしですごしたが、今朝に駅まで来てWI-FIがつかえた。

とりあえずここまでアップです。

2018-09-06 Osaka Tokyo Munich Nice



東京、ミュンヘン経由で飛行機が取れました。一日遅れで済んだのは軽症被害ですよね。空港閉鎖なのに。

おかげで和菓子の土産も買えたし、空港までJean-lucが迎えに来てくれるし。よかったわ。

安全を一番に、身体を故障させないように、フランスの時の流れを体に感じて、楽しんできます。

では!

空港閉鎖



最悪の事態。関空が冠水しタンカーが衝突して橋が壊れた。



台風は町の中も容赦なく被害を残した。両方の写真は朝日新聞です。



飛べませんから予約便は欠航。



どうなるんでしょう。

行けるか



今朝のフランクフルト行きが飛ばないと、明日乗る機材が無くなるので混乱するが、出発を二十分早めて飛ぶようだ。

次の難関は明朝に鉄道が正常運行しているかどうか。これはたぶん大丈夫でしょうけど。

長浜の塀の屋根が飛んで、人を怪我させたりガラス窓を割って甚大な被害が出ないかも大きな心配事。

今日買おうと思っていた生菓子は、店が臨時休業で買えません。土産なしや。

とにかく出発させてください。

仮詰め



荷物を仮に詰めてみた。左が今回製作した自転車専用コンテナ。右が布製で軽いトランク。リュックは機内持ち込み。

土産の輪島塗も日本酒も入った。土産の和菓子が入っていないのは生物で直前に買うから。全部入ることは分かったがやっぱり重たいね。三つで50kg近いもん。

ルフトハンザの発着予定は台風に関係なく明日も当日も定刻出発になっている。これからは頻繁に見ることになりますね。

長浜は

作業場の前の田でコウノトリ四羽が餌をついばんでいました。間近にいるからこの鳥が特別天然記念物で、日本に百羽ほどしかいないなんて思えません。

雨の長浜はとても穏やかで、田舎らしい静けさと涼しくなった空気が良いです。良いところに住んだものです。

お風呂へ行って、王将で餃子を食べて、和室の畳に寝転んで筋肉トレーニングを始めましたが、やっていても眠くて眠くて途中でやめて布団に潜り込んだ。

布団を被って寝ていても、窓も閉めているのに寒いくらいでしたね。昨夜は。

台風が欧州行きの飛行機に合わせて北上している様子。こっちへ来ないで逸れてください。

長浜へ

朝からナイスに寄って構造材を積んで長浜に向かいます。

新築構造材を大型トラックに積んで、新築現場に納品中の公道でトラックが横転し、構造材は全部廃品となった。それを全部いただくことになって、一部は昨日に桐生の山に運んだ。

今日は長浜の工場に持ち込みます。三回に分けてトラックで運ぶけど、薪にして燃やせば三ヶ月以上の燃料でかなり大量です。

今日明日の長浜で二ヶ月ほど行かないから、いろいろと片付けておきましょう。

先日のような台風が直撃して窓ガラスが割れるのが心配ですが、割れたら割れたで家の中が無茶苦茶になっても仕方ないでしょう。

怪我人が出たり近所に迷惑がかかれば別ですが、ガラス割れだけでは帰国しませんよ。

昨日、ナイスの岩間さんに会った。仏の土産に北島酒造の吟醸酒を買って、同じものを岩間さんにも差し上げるのに寄った。

なんと、ひと月前から酒を止めていると仰る。ま、何時か飲むだろうからもらっとくって事で酒は納まった。

血液が肝臓の悪化を示しているので止めているが、週末は飲んでいるとのこと。

私が酒を止めたことを少々話したが、今は酒を飲んだ時のしんどさを思うと飲みたくないと、打ち明けておいた。

止める、止められない、はご本人の行動だから私には何も出来ませんが、止めて良かったと心底思っていることは事実です。

ならば、酒は持ち帰らんかい。

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