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夕刻に山に入ってテントを張っていると地主さんが青い稲を二本持って来られた。カッターでスライスして中を見せてもらうと5ミリ程の白い穂が見える。

この出来具合で水田の水を切ったり入れたりのタイミングを測るらしい。肥料を施す量もこれで見ると云われる。農協が配っているチラシ数枚も見せてもらっ た。穂の出る前後は水田の水を切らさないようにとあって、地中のカドミウムを稲が吸い上げないためだそうな。

稲穂のスライスが稲作の大切な情報だと初めて知った。話を聴くうちに地主さんは私に稲作の手解きをされていると気がついた。来年にはあの山奥の水田を復活させたい気持ちが伝わってきます。

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