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救急

初出の年始回りが午前中で終わり事務所に戻って仕事をしているときのこと、えらい頭がぼやっとするなと思った。女性スタッフと私の二人が事務所で他のスタッフは続いて挨拶回りに出ている。

半時ほど経って頭が重くなって意識がさっきよりぼやっとするので「おかしい」と思った。その時、石油ストーブだけでは寒いから消し炭を焚いていることに気 がついた。すぐに火鉢を屋外に出し窓を開けて換気した。もう一人の女性は何事もなく机で仕事を続けている。自分だけがおかしいのだと思い、外に出て冷たい 空気を思いっきり吸うが頭がぼやっとして重いのは治まらない。

ネットで一酸化炭素中毒を調べる余裕はある。読むと酸素を吸うこととある。窓もドアも全開にしたうえで屋外に出て深い息を繰り返す。寒いからか立っていら れない。女性に大丈夫かと聞くが異常はないと言う。私はどんどん頭が重くなっていくので女性に救急車を呼んでもらった。

消防の方が事務所の中で炭を焚いたのを聞いて念のために一緒にいた女性も運ぶという。救急車に二人が自力で歩いて乗ると酸素マスク。第一日赤に到着後も酸 素マスク。種々の検査があって血液中の一酸化炭素が25%を越えているから後遺症を残さないために高圧酸素治療のできる京大病院へ行くのが良いと判断され 再び救急車で京大へ。

運ばれながら思った。自分の行いでスタッフにまで迷惑をかけてしまった。申し訳ない気持ちでいっぱいになり自分の行いの愚かさが自責に耐えられなかった。 好き勝手なことをして自分がどうにかなるのは馬鹿のひとことで済まされても人に迷惑をかけるなんて。しかも生命に関わることを。

自責の重さで押しつぶれそうだった。それから二日間のことは明日書きますが京大で二泊して昨日二人揃って退院しました。結果は障害も発生せず血液検査値やCTによる脳内画像も正常に戻って退院できましたが後遺症が出る可能性は残っています。

自責の重さを感じて耐えられない気持ちは増幅するばかりです。本当に恥ずかしく馬鹿で愚かな私。ごめんなさい。

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